リフォームremodeling

屋根リフォーム

築年数が経過するごとに劣化していくのが屋根。
屋根は建物の一番上に位置するため、紫外線・雨風などを受けやすく、劣化のスピードも早いです。
屋根には瓦・スレート・ガルバリウム(金属)などを使用しますが、ちょっとの不具合を起こしただけでも、雨漏りの原因にはなり得ます。
また、雨水を一番最初に受ける部分でもあるため、防水対策をしっかりしないと、雨水が大量に入ってきて、すぐに建物の寿命がきてしまいます。

屋根全体の塗装工事

屋根のダメージがそこまで大きくない場合、屋根を洗浄したあと新しく塗装してコーティングします。外壁と同様に、塗料は種類によって耐用年数が違うので、長期的なリフォーム計画に基づいた塗料選びが重要です。

屋根葺き替え工事

雨漏りするなど屋根材の劣化が激しい場合や、築20~30年を過ぎた場合、家の基本構造を守るために新しい屋根に替える工事が必要です。屋根材の下の防水シート、下地の木材から全て新しく差し替え、屋根全体を葺き替えます。

屋根カバー工事

既存の屋根をカバーするように、新しい屋根材を被せる工事です。屋根の解体をしないので、他の工事よりも費用が抑えられます。ただし、腐食やカビを放置して、その上からカバーをすると、かえって劣化を早めてしまいます。工事前の丁寧な調査が必要です。

屋根の部分的な工事

瓦のずれなどの原因となる漆喰(しっくい)のメンテナンス、スレート屋根を固定する棟板金(むねばんきん)の交換、雨樋(あまどい)交換などを行います。10~15年が目安です。

太陽光発電を設置するまでの流れ

屋根に太陽光発電を後付けする工事自体は、平均して約2~4日間で行うことができます。
しかし、業者の選択から後付けリフォームが完了するまでには、以下の工程が必要です。

業者選択:約1~2か月
現地調査、見積もり、レイアウト作成:約2週間
資源エネルギー庁への「設備認定」申請:約1か月
電力会社への売電申込:約1か月
取り付け工事:約1~4日間
系統連系:約1週間~1か月
※設備認定の期限前は、申し込みが殺到するため、契約から売電開始まで、約半年近くの期間を要することもあります。

太陽光発電を設置できる屋根の条件

屋根の種類、形状、家の立地などによって、太陽光発電リフォームの費用が変動するだけではなく、設置に規制を受けることがあるため注意が必要です。

屋根の面積や角度

住宅用の太陽光発電システムであれば、約20~30平方メートルの屋根面積が必要と言われています。
しかし、屋根に一定の面積があっても、天窓や飾りなどが付いている屋根では、それらを避けてパネルや架台を設置しなければならないため、屋根面積をフルに使うことができません。

屋根の角度

太陽光発電は、取り付けるソーラーパネルの角度次第で、年間の売電収入の額も大きく変わります。
最も効率良く発電できる角度は、約6寸(約30度)と言われています。
なお、緯度によって太陽の高さは異なるため、緯度が高い地域になるほど、ソーラーパネルの角度を高くしておく必要があります。

沿岸部から離れていること

海沿いにある家では、塩害によってパネルや架台などの金属が劣化しやすいため、太陽光発電が設置できないことがあります。
沿岸部から約500m以内に位置する家では取り付けの許可が下りないことも多く、もし設置できても、メーカー保証の対象外となる恐れがあります。

外壁リフォーム

外壁リフォームは、外壁の補修、塗料の塗り替えや張り替えなどを行います。耐用年数の超過や色あせ、ひび割れ、藻やコケの発生などが見られたら、早めに検討することをおすすめします。主な外壁リフォームは、以下の3つです。

外壁の補修工事

ひび割れや壁のシーリング劣化の手直しなどを修繕します。応急処置の意味合いが強く、3~5年に1度の補修が必要です。

外壁塗装工事

塗装の色あせ、はがれに対応する工事で、壁全体を塗装する場合は足場を組む必要があります。塗装の種類により価格や耐用年数に差があり、現在主流のシリコン系塗料は、約8~15年です。塗り直し塗装や補修にかかる費用を考えると、フッ素系塗料や特殊塗料など、耐用年数がより長い塗料でリフォームするのもおすすめです。

外壁張替工事

外壁材の劣化に伴い、外壁材全体に足場を組んで張り替える工事で、施工目安は20~30年に1度です。既存の壁をはがさずに、上から張る「カバー工事」なら、より安くリフォームできます。

防水リフォーム

外に張り出していることが多いベランダは、雨水が溜まりやすい部分でもあるため、防水塗装の劣化が雨漏りを引き起こす原因によくなります。ベランダの劣化は足元で起こるため、普段は見えづらい部分でもあり、劣化に気づきにくい場所でもあります。